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施工現場から

施工現場から

日野分水路のトンネル内修復工事(日野分水路の現場より)

2024-04-30
ひび割れの状況で工法が変わります
 2023年12月から2024年3月にかけて、SHINEIでは大岡川分水路のトンネルの一つである日野川トンネル内の修復工事を行いました。
 主な工法として 1.ひび割れ注入工 2.ひび割れ充填工 3.断面修復工 4.高圧注入工があります。これらは、ひび割れの状況に応じて行われます。

 紹介する写真は、すべてSHINEIの日野分水路現場にて撮影されたものになります。
 
 日野分水路現場についてはこちらもご覧ください。
1.ひび割れ注入工
日野分水路現場
①施工前
日野分水路現場
②下地処理状況
日野分水路現場
③座金取付状況
④シール材塗布
⑤完了
<ひび割れ注入工とは>
・ひび割れ幅0.2mm以上、1mm未満の場合に適用する工法のことになります。
・ひび割れ部分に注射器を設置し、樹脂系の材料を注入することでひび割れを防ぎます。
<写真の説明>
①施工前に現場のひび割れの状況を確認します。
②下地処理は、サンダーで表面をケレン(素地の調整やきれいにすること)する作業です。
③座金とは、注射器をはめるためのものです。この座金を取付ける作業です。
④シール材とは、注入する材料の漏れを防ぐためのものです。
⑤作業の完成写真です。

2.ひび割れ充填工
①施工前
②はつり状況
③プライマー塗布
④モルタル充填
⑤完成
<ひび割れ充填工とは>
・ひび割れの幅が1mm以上ある場合に適用する工法のことになります。
<写真の説明>
①施工前の状況確認を行います。
②ひび割れの部分を5cmでU字にカットしています。
③カットした断面にプライマーというモルタルとの接着をしやすくするための塗料を塗ります。
④カットした部分をモルタルで充填しています。
⑤完成しました。

3.断面修復工
①施工前
②はつり状況
③プライマーと防錆材の塗布
④モルタル充填
⑤完成
<断面修復工とは>
・コンクリートの劣化が激しい部分がある際に用いる工法です。
・劣化している部分を厚さ5cmで削っていき、削った部分にモルタルを充填します。
<写真の説明>
①施工前の状況を確認します。
②はつって(削って)、コンクリート内部の鉄筋を露出させます。
③プライマー(コンクリートの下地の水分を吸い取られないように調整してくれるもの)と、鉄筋が露出している場所には、防錆材を塗布します。
④モルタルを充填します。
⑤完成しました。
4.高圧注入工
①施工前
②穴あけ状況
③Oプラグ設置状況
④タップグラウト液注入
⑤タップシール充填
<高圧注入工とは>
・ひび割れ部分が漏水している場合に用いる工法です。
・漏水している部分に専用の止水材を注入して漏水を止めます。
<写真の説明>
①施工前の状況の確認をします。
②止水材(タップグラウト注入液)を注入するための穴を開けます。
③Oプラグ(逆止弁付き高圧注入専用プラグ)を設置します。
④止水材(タップグラウト注入液)を注入します。
⑤タップシールを充填して開けた穴を塞ぎます。
以上で完成となります。



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