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SHINEIブログ

土木施工管理職の魅力と求められるスキルの話

2024-05-10
   
【たくさんの魅力とやりがいのある仕事】
(掘割川現場より)
 土木施工管理職には、たくさんの魅力があります。まず、工事の内容ごとに違った環境で働くので、飽きることがなく、また現場ごとの技術的な課題を解決していくために、創造力やアイディアが求められることで自ら考える力を養うことができ、同時に技術力や経験値も積上げり、自身の成長を実感できます。
 また、土木工事は道路、橋などインフラ整備に大きくかかわるため、社会貢献度がとても高く、それがやりがいにも繋がります。公共工事の仕事が多いため工事の規模が大きく、様々な業者と協力しあいながら工事を完成させていくことで大きな達成感を味わうことができ、これもこの仕事の魅力であると思います。
 さらに、常に進化をしている業界なので、新しい技術や工法、最新の情報そして知識を取り入れながら働くことができます。
 このように様々な魅力のある仕事が「土木施工管理職」なのです。

【施工管理職の仕事】
          (新本牧ケーソン現場より)
 まずは、施工管理職の魅力についてお伝えしましたが、では施工管理職に求められるスキルとは、どんなものでしょうか?

 本題の前に、施工管理とはどのようなことをするかを少し説明しておきます。
 施工管理職は工事全体を見渡す大切な役割を担っています。そして主な仕事として下記の4つがあります。

①工程管理:工事スケジュールを作成し、それに沿って工事が進行するように管理をします。設計図のチェック、現場の確認、どこの工事にどれくらいの時間と人が必要か計算します。

②品質管理:施工業者の作業内容をチェックし、設計図通りに工事が進んでいるかを確認します。限られた予算の中で出来るだけ良い建設物を目指し、手抜き工事がないかもチェックします。

③安全管理:安全に工事が進行できるよう工事現場の安全確保を図ります。落下しないように手すりを設置するなどし、朝礼で安全指導を行います。

④原価管理:工事のコストを抑えるため材料の調達や工事費の管理を行います。会社に利益が出るように建材費、材料費を調整します。

 このように工事全体を見渡す大切な役割を担っているのが施工管理職です。
 では、これらの仕事をこなしていくたには、どんなスキルが必要なのか次からあげていきます。

 
【施工管理職に必要なスキル】
(大岡川修繕現場より)
1.技術的な知識と経験

土木施工管理職は、施工図面の読解や施工方法の決定、工事現場の管理など高度で技術的な知識が必要になります。経験を積むことで問題を特定し、適切な解決策を見つけるための洞察力を磨いています。

2.組織力と調整力そして問題解決能力

土木施工管理職は、多くの人や機器を調整しなくてはなりません。そのためプロジェクト全体を綿密に計画する必要があります。そして工事現場での作業を適切に調整し、作業員のスキルを最大限に活用するためのリーダーシップスキルを持っている必要があります。そういう意味では統率力も必要なスキルといえるでしょう。
また、現場では予期せぬトラブルに直面することも少なくありません。そのようなときに焦らず、冷静になって周りを見ながら迅速かつ的確に状況を整理して適切なアクションを行う能力が必要になります。臨機応変に対処し、計画的な判断を下す能力は不可欠です。

3.コミュニケーションスキル

ひとつの工事現場には様々な関係者が関わっています。公共事業であれば監督員である公務員、現場作業員や職人。また近隣住民もいます。こういった多様な工事の関係者とコミュニケーションを取り、細やかな調整を行っていくことが求められます。
また、コミュニケーション能力と似ていますが、交渉のスキルも求められるものの一つです。顧客、自治体、下請業者などそれぞれの仕様の決定や契約に交渉が必要になることも多く出てきます。交渉のスキルは学ぶことで身につけることが可能です。

4.安全管理能力

建設現場では高所作業や建設機械を扱う危険性の高い業務を行うため、ケガや死亡事故が起きる可能性があります。建設現場は無事故で終えることが最優先です。そのためこの能力やスキルは大変重要になります。安全対策として、機材の点検、工法の確認、作業員の健康チェック、危険予知運動、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)で転倒の予防や生産性を向上させる、ヒヤリハット事例の共有などがあり、これらの管理や全員に周知徹底を行います。
また、危険を予測する危機管理能力も必要とされるものの一つになります。

5.コスト管理のスキル

現場の下請業者の作業員やレンタルの作業機械、建材など様々な支出を管理しなければなりません。コスト管理は毎月、毎週、毎日といったレベルで細かく管理する費用があります。建材や機材の市場価格変動、作業員の賃金など社会動向を踏まえながら原価のコスト管理を行っていきます。

6.書類の作成能力

現場管理の仕事は、現場だけではなく施工計画書の作成などもあります。また、地元に対する説明会で説明を行う必要もあります。



【まとめ】
              (舞岡造成現場より)
施工管理職の仕事における大きなやりがいは、多くの困難と直面しながらそれを乗り越え、自身が関わった建築物の施工が完了したときの達成感です。
また、業務を通じて技術力や交渉力が向上することも大きなやりがいとなります。
そして自分が携わった仕事が社会に役立っている実感を持てる点もこの仕事の大きな魅力です。



【最後に・・・】
正面玄関前にて
最後まで、お読みいただきありがとうございました。もし、少しでも施工管理の仕事に興味を持ったり、もっと詳しく知りたいと思われた方は、ぜひこのホームページの「採用情報」「お問い合わせ」をご利用ください。また、新卒の方には会社説明会なども行っていますので、ご希望される方は「採用情報」のページ内にある「マイナビ」からエントリーをお願いします。
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