取扱い業務
01.土木工事
土木工事とは
土木工事とは、建設工事のうち道路や橋、堤防などを造る工事のことです。主に土砂、岩石などの自然物を利用して人間が生活するためのインフラを整備することを目的としています。
土木工事は「基礎工事」「造成工事」「外構工事」の3つに分けられます。また土木工事の種類には、土地区画整理工事、土地造成工事、河川工事、下水道工事、砂防工事などがあります。
土木工事① 造成工事(補強盛土工)
この写真の工事は、(仮称)舞岡墓園整備のための造成等を行ったものになります。造成工事の一つで、ジオテキスタイルによる補強盛土工法を採用しています。
補強盛土工法とは、基礎地盤表面あるいは盛土下層部に補強材を設置し、補強材と盛土が一体化することにより地の側方移動に伴う盛土底面の広がりを拘束し、盛土の安定確保を行う工法のことで、補強材の種類によって補強盛土工法の種類は分けられます。ジオテキスタイルはその一つで、引張り強さの高いシート状の材料が使用されています。
土木工事② 護岸工(道路改良工事)
右の写真は、一般国道1号(保土ヶ谷橋工区)道路改良事業の一環として、保土ヶ谷橋下流側の今井川護岸整備等を行った工事のものになります。
鋼管杭を右岸に全6本を打設し、取り壊した護岸の嵩上げと安全性確保のためにコンクリートを打設しています。
護岸:河川の岸壁や海岸線を侵食などから守るための施設や構造物を指します。
護岸工:護岸を安定させ、長期的な耐久性を確保する工事です。一般的なものとして、杭打ちや重量基礎、広範囲な掘削などがあります。
土木工事③ 護床工(護床等緊急対策工事)
右の写真は、栄第二水再生センター排水放流口の護床周辺の河床が洗堀されているため、仮設的に洗堀防止処理を行う工事のものになります。ボトルユニットというポリエステル繊維を使用した二重構造のネットの袋材に、割栗石を詰めた護床材を作成し、それを洗堀箇所に設置していきます。設置後は、すべてのボトルユニットをロープで連結します。
土木工事⑤ ケーソン躯体工
ケーソン躯体工は護岸工事の一つになる大規模な工事です。写真の工事は本牧ふ頭のD突堤の先に出来る新本牧ふ頭の埋め立て工事の一環になります。ケーソンとは海底などの水中での基礎工事に使用される一種の特殊な基礎構造のことを指します。特に橋脚やふ頭、防波堤などの建設時に使用されます。このケーソンは、環境への取組みとして、壁面には波を穏やかにし、魚道となるスリットを設け、上部は日が差し込む構造になっています。
土木工事⑥ 防食工
防食工事とは、コンクリートや金属などの建材が化学的、物理的要因により劣化するのを防ぐための工事です。建材を長期的に保護し、構造物の耐久性を高めます。
写真の工事は、栄第二水再生センター水処理施設にある反応タンクの防食工事になります。深さ13.5mのタンクに足場を組んでの作業です。
02.水道工事
水道工事とは
横浜市では、公道下にある水道管の被害を減らすために古くなった水道管を地震に強い水道管(耐震管)に取り替える工事を行っています。毎日、少しずつ場所を移動しながら工事を行い、工事期間の目安は工事の内容にもよりますが、6~8か月程になります。期間中はご自宅前で4回ほど工事を行います。
工事の工程は、1.試掘工事 2.新設工事 3.付替え工事 4.撤去工事 5.舗装工事となります。
平成7年阪神淡路大震災、平成23年東日本大震災における被災地での耐震管の被害はゼロとなっています。
水道工事① 配水管布設替工事
右の写真の工事は口径50~300mmmの配水管布設替工事のものになります。この工事は老朽化した配水管の更新を行うものです。まず、試し堀りを行い下水管やガス管などの位置を確認することから工事は始まります。
その後、新しい配水管にも水が流れるように既設管と接続し、既設管と新設管の両方に水が流れるようにします。次に、断水を行い新しい水道管を既設管と接続して、古い管を除去します。給水管を取付け各家庭と新しい水道管を繋ぎ、道路の埋戻しを行い工事完了となります。
配水管と給水管について
「配水管」は公道下に埋め込まれていることが一般的です。配水池(浄水場でつくった水道水を貯めておく倉庫)から出た水道水は、この「配水管」を通って、各家庭や施設へ送られます。「配水管」から家庭内及び施設内に水を引き込む水道管が「給水管」です。給水管や蛇口、補助止水栓などの給水器具をまとめて給水装置と呼びます。配水管の水圧で直接給水する方式を直結直圧式給水と言います。戸建住宅はこの方式です。
03.舗装工事
舗装工事とは
人や車が安全に通行するために地盤にアスファルトなどを敷き詰める工事のことを指します。上下水道を安全に収納したり、街の景観を美しく保つためにも必要な工事です。
場所や用途により異なる種類の工事を行います。主なものとしてアスファルト舗装、コンクリート舗装、特殊舗装などがあります。舗装場所は公共道路、私道、駐車場、水たまりやぬかるみなどの改善が必要な土地などです。
舗装工事① 舗装補修工事~切削オーバーレイ工~
舗装補修工事は、老朽化した舗装を補修することで車両交通の安全を図るものです。
写真の舗装工事では、舗装打換え工と切削オーバーレイ工の2種類の方法で補修を行いました。
舗装工事の際に行う「切削オーバーレイ工」とは、比較的、損傷が少ない場所を補修する場合に行う工法です。
舗装の表面だけを削る重機(路面切削機)を使用して5cm程度の舗装を取り除きます。
舗装工事② 使用する重機~アスファルトフィニッシャー~
アスファルトフィニッシャーは道路工事の最終段階であるアスファルトを敷き詰めるときに使う建機です。一定の速度で止まることなく進み、丁寧に舗装を行います。
04.その他工事
土砂受入・搬出等工事業務委託
この業務は、陸上搬入建設発生土砂を幸浦中継所において受け入れると共に、新本牧へ海上運搬する土運船に積込む業務及び広域利用事業の土砂についてはダンプトラックに積み込む業務になります。
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